一輪車・マンションでの練習 〜その1〜

マイ一輪車を買ってから2ヵ月間、ほとんどが自宅でのひっそりとした、一輪車になじむための練習だったような気もします。しかしあることをキッカケに練習内容が大きく変わったのです。

なんと、廊下付きのマンションに引越したのです。

以前は一軒家だったのですが廊下というものがなく、壁際も家具が邪魔していて、引きこもりユニサイクラーにとって練習環境はイマイチでした。

しかしこの引越しを機に、ラック(テレビ台)にしがみ付きながらの練習は卒業。

約1.5メートルというラックの幅のなかで泳いでいた小魚が、マンションの廊下という大海原に飛び出したのです。

新しい練習場は、玄関からリビングの入り口に続く幅のせまい廊下のコース、そしてリビングの入り口からベランダに続く幅の広いコース。合わせれば約8メートルもあるインドアの練習場なのです。

幅の広いリビングでは両手を広げてバランスをとることはできてもそれはある程度乗れるようになってからのこと。片手しかつくことができませんから、初心者にやさしいコースではありません。

一方廊下は幅が約90センチ、右でも左でも両側に手をつけることができるので、“乗る”だけの練習から“走る”練習へとステップアップするには打って付けでした。

こんな感じで引っ越してしばらくは、両側に壁がある廊下コースを行ったりきたりの繰り返し。インドアといえばカッコいいですが、相変わらず地味な引きこもり練習が続くのでした。

 

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